・はるかす

[晴るかす] 晴らす。晴れさせる。(角川最新 古語辞典)

 

・調合師

その昔陰陽師、薬師、細工師、大工、杜氏を遍歴した男が始祖となって広めた職業。

特徴としては霊力や霊力を含んだ材料を使用して調合した物品に属性を付与させ、様々な効果を発現させる技を持っている。

 

・五行

世の中の物質を構成している水・木・火・土・金の要素。

調合師は陰陽道においての五行の思想以外に、独自に調合品に対して五行での分類を行っている。

具体的には 水:飲料、化粧水などの液体物 木:日用品 火:呪術用品 土:薬品 金:細工など贅奢品。

分類は厳密ではなく、五行思想に沿って互いの要素は干渉、補助するものと考えられている。

 

・三竹市

人口十万人に届かない地方都市。名前の通り市内外に竹林が多く、竹細工などが名産品。

市内は真ん中を通る中央通りによって東西南北に分けられている。

市の西側は山地が広がり、昔はそこの峠道を通って盛んに運輸が行われたため山の麓に位置する宿場町として三竹市も栄えた。

現在は山を迂回するように南に鉄道が敷設されたため峠道が使われることは少なくなってきている。

 

・憲兵

警察機能を持った軍隊。軍内部の秩序維持のみならず、社会の治安の維持も行う。

規模としては師団→旅団→大隊→中隊。

三竹市に駐在しているのは中隊で内訳は

中尉をトップに以下少尉(2名)、曹長(1名)、一等軍曹(5名)二等軍曹(5名)、
上等兵(15名)、一等卒(35名)、二等卒(65名)、看護手(1名)

合計130名で成り立っている。

 

・神明神社

天照大神を主祭神とした神社。総本宮は伊勢神宮内宮。

三竹市市内にある。

 

・稲荷神社

稲荷神を祀っている神社。総本宮は伏見稲荷大社。

神の使いとして狐も信仰の対象となっている。

三竹市市外にある。

 

・霊気、瘴気

平たく言うと霊気は「いい空気」、瘴気は「悪い空気」。

「山に住む仙人は霞を食べる」というように山などの神聖な場所には体を清浄にさせる良い気が漂っているとされ、

人間も妖も霊気に満たされた場所で修行を積むと仙人になれるといわれている。

逆に沼地や谷などには悪い空気が溜まり、淀む。長く吸い続けると人間であれば体を壊し、妖であれば性質を著しく歪ませてしまう。

 

・玉石部上品

生薬(薬草)の本「神農本草経」において、薬は玉石部、草部、木部、虫獣部、果菜部、米穀部と分類され、

それぞれの分類はさらにその資質により上品、中品、下品に分かれている。

玉石部上品は鉱物類薬品の中で最高級の分類の意。

 

・十種神宝

饒速日命(ニギハヤヒノミコト)が天降った際に天照大神から授かった十種の神宝。
内容は沖津鏡、辺津鏡、八握剣、生玉、死返玉、足玉、道返玉、蛇比礼、蜂比礼、品物之比礼の十種。
現在は散逸している。

 

・木花咲耶姫

コノハナノサクヤビメ
安産や子育ての女神。

父の大山祇神(オオヤマツミ)は酒造の祖神のため酒解神の御子神としてまつられることもある。

 

・御饌津神

ミケツノカミ
宇迦之御魂神(ウカノミタマ)の別名。穀物の女神。

稲荷神社の主祭神であり、稲荷神として広く信仰されている。

 

・須久那彦名

スクナビコナ
医業・温泉・酒造の神として信仰されている。

体が小さく一寸法師のモデルとされている。

 

・天照大神

アマテラスオオミカミ

太陽を神格化した女神であり、日ノ本全体の守り神。

 

・月読命

ツクヨミノミコト

天照大神の弟神。月を神格化した、夜を統べる神。